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関東・甲信越地方地殻変動御前崎 三浦2 館山 勝浦 千葉大原 新潟県中越地震関連2004/11/02 2004/10/09までのGEONETのGPSデータを用い(最新のデータは2004/11/01に更新され、 2004/10/16までのF2データ) 2004/05/21
2004/01/29 GEONET公開の2004/01/03までの最新地殻変動変位データを用い各サイトにそれぞれ、図3-Newを追加しました。
2004/01/12 GEONETのアンテナ交換作業に伴い失われた変位データの連続性を回復するために、交換日を挟んだ4日間の変位データの平均値が均しかったと仮定し、1996/03/22頃から2003/10/11までの日々の地殻変動変位データを解析しました。連結方法を統一するために御前崎も再解析しました。各図をクリックすると簡単な説明が図中にあります。 GEONET公開の2003/10/11までの地殻変動変位データを使用した更新結果は次のものです。
この地域の各サイトではこれから注意深い監視が必要ですが、上記事項は、失われたデータの連続性を回復させるために用いた仮定により大きく左右される事に留意してください。 今回の解析に用いた国土地理院のGEONET公開の地殻変動データは、2003/10/11以降、3ヶ月間更新が行われていないので、この古いデータの解析結果がTEC21の最新情報となっています。 F1、F2解析方法による各GPSサイトの日々の座標変化データについて(2004/08/27)
御前崎の過去7年間の地盤沈降の様子と東海大地震の1つの予知モデル(2003年3月13日現在)GEONETのGPSサイト番号93101でOMAEZAKIの( 御前崎北緯34.6053度 東経138.2156度 に位置する)1996年3月21日から2003年3月13日までの日々の地殻変動
Igarashiさんの下記の報告書によると、臨界点付近に表れる振動現象にログ周期補正と一般的に呼ばれている理論(log-periodicity correction to critical point phenomenon )を、彼が提唱する東海大地震の予知モデルに適用したものです。この場合、Igarashiさんは、臨界点現象を、地盤の沈下が隆起し始める時点であると仮定して、その理論を利用したものです。 G. Igarashi, "A geodetic sign of the critical point of stress-strain state at a plate boundary", Geophysical Research Letter, 27-13,1973 (2000) 御前崎(93101 OMAEZAKI 北緯34.6053度、東経138.2156度)F1-地殻変動データ(1996/03/22-2004/04/25)を用いた解析結果図です。
図1−図3には、1996/03/22から2003/10/11までのGEONETのF1-地殻変動データを使用しました。 図の縦軸に各変位、横軸に日数を表示しています。表示に関する説明は、GPSサイトの広島2の説明も参考にしてご覧下さい。 御前崎の上下方向(上から3段目のh欄)の日々の地殻変動変位D(緑色)に観察される大きなの周期変動は、1年周期の周期変動です。図中に、大きな地殻変動の変化に関する簡単な説明があります。 地盤沈降は、継続しています。しかし、2002/11/03頃から北西方向に地盤が押され始め、地盤の沈降変化率 が減少し始めています。この異常地殻変動に関する説明は図3にあります。 もしも、2003/09/26の十勝沖地震(M8)発生、10ヶ月程前から出現した広尾での予兆隆起やえりも1、えりも2、大樹での予兆沈降と同様な隆起か沈降かのいずれかが観測され始めると、東海大地震の予兆地殻変動となります。 広尾には、国土地理院が公開するアンテナ交換に伴う工事関連作業工程表に記載されていない明白な作業日が存在する事が判明しましたので、隆起に関する解析結果が異なっていました。(2004/05/22)。 なお、図2と図3中の位相空間(D-V)には、移動平均数と変化率を算出する間隔が10倍異なる変位Dと速度Vとが描く軌跡が描かれています。速度Vのスケールは相対スケールです。 図3-Newが、最新の地殻変動です。減少していた地盤の沈降変化率(沈降速度V) が増加し始め、正常な地殻変動(沈降)に戻っている模様です。(2004/05/21) F2-地殻変動データ(1996/03/22-2004/05/01)を用いた解析結果図です。これらの解析結果の図は、F1データを用いた解析結果と定性的に比べると、一般的にトレンドの変動成分が小さくなっています。 F1データの図3で地盤の沈降変化率(沈降速度) が減少し始めた頃、図3-F2では、地盤の沈降が完全に止み、逆に、2003/06/17 頃から隆起が始まり、2004/01/13頃に止み、現在(2004/05/01)、沈降に戻りそうな気配です。 しかし、この様な、不安定なD-V軌跡が、御前崎の地震を発生していない地殻上下変動の真の姿を描いているのであれば、御前崎付近では、大きな異変(スロースリップを伴った地殻変動)が生じている事になります。 限られた新旧(F2とF1)解析に関する国土地理院の公開資料から、この様な差が生じる要因は、よく解りません。(2004/05/21) 三浦2(960759 MIURA2 北緯35.1608度、東経139.6138度)F1-地殻変動データ(1996/03/20-2004/04/25)を用いた解析結果図です。 三浦2の図1−図3には、1996/03/20から2003/10/11までのGEONETの地殻変動データを使用しました。図中に、簡単な説明があります。 図3-Newが、最新の地殻変動です。地盤の沈降変化率 (沈降速度V)が、ゼロとなり、現在わずかな隆起速度が生じています。(2004/04/25) F2-地殻変動データ(1996/03/20-2004/05/01)を用いた解析結果図です。
図1-F2 図2-F2 図3-F2 館山(93047 TATEYAMA 北緯34.9540度、東経139.8640度)F1-地殻変動データ(1996/03/22-2004/04/25)を用いた解析結果図です。 館山の図1−図3には、1996/03/22から2003/10/11までのF1データを使用しました。図中に、簡単な説明があります。 このサイトの地盤は、フィリッピンプレートの運動で北西方向に移動している様です。2003/02/26頃から地盤が西方向に移動を早め(押され)始めていたが2003/08/12頃から逆に東方向に押し戻され始めています。この動きと共に、継続していた地盤の沈降は停滞状態(図3の沈降変化率の速度Vが、ゼロ)となっています。 この沈降の停滞の状況は、太平洋プレートの運動により南西方向に移動している勝浦と千葉大原の沈降が加速されている状況と対照的です。 なお、図2と図3中の位相空間(D-V)には、移動平均数と変化率を算出する間隔が10倍異なる変位Dと速度Vとが描く軌跡が描かれています。速度Vのスケールは相対スケールです。 図3-Newが、最新の地殻変動です。地盤が隆起し始めています。勝浦、千葉大原の状況から推察すると要注意です。(2004/05/21) 勝浦(93041 KATSUURA 北緯35.1659度、東経140.2680度)F1-地殻変動データ(1996/03/22-2004/04/25)を用いた解析結果図です。 勝浦の図1−図3には、1996/03/22から2003/10/11までのGEONETの地殻変動データを使用しました。図中に、簡単な説明があります。 このサイトと千葉大原では、地震を生じないで南東方向にゆっくり横滑りしたと見受けられる(Slow slip)が2002/10/06から2002/12/02の期間に観測されています。 これら図から、2003/06/28頃から地盤の南西方向への移動と共に異常沈降の兆候が出現している事が判明します。 なお、図2と図3中の位相空間(D-V)には、移動平均数と変化率を算出する間隔が10倍異なる変位Dと速度Vとが描く軌跡が描かれています。速度Vのスケールは相対スケールです。 図3-Newが、最新の地殻変動です。地盤沈降は加速されていましたが、少し休みが入り(2004/01/03)、現在、逆に沈降速度を減少させる方向に働いています。地盤は沈降し続けています。(2004/05/21) 千葉大原(950226 CHIBAOOHARA 北緯35.2432度、東経140.3849度)F1-地殻変動データ(1996/04/03-2004/04/25)を用いた解析結果図です。 千葉大原の図1−図3には、1996/04/03から2003/10/11までのGEONETの地殻変動データを使用しました。図中に、簡単な説明があります。 勝浦と同様に、南東方向のゆっくりした横滑り(ラベル番号3のSlow slip)が2002/10/04から2002/10/15の期間に観測されています。 図1と図2に示されているラベル番号1の地盤のよこ滑りは、1996/05/17から1996/05/25の期間に発生しています。 これら図から、地盤の南西方向への移動と共に2003/06/28頃から異常沈降の兆候が出現している事が判明します。。 なお、図2と図3中の位相空間(D-V)には、移動平均数と変化率を算出する間隔が10倍異なる変位Dと速度Vとが描く軌跡が描かれています。速度Vのスケールは相対スケールです。 図3-Newが、最新の地殻変動です。勝浦と同様に、地盤沈降は加速そして減速されていましたが、現在、また沈降速度が増加し始めています。地盤は沈降し続けています。(2004/05/21) 新潟県中越地震関連GPSサイトの地殻変動 (下図に表示した赤矢印2は、2004/09/07-M4.3地震の発生した箇所です)
この1年程(2003/10/11から2004/10/09の期間)の地殻変動F2データ(2004/10/05に更新された最新データ)を、上から南北、東西、上下変動成分に分割し、
をグラフ表示したものです。 南北、東西方向は、上下方向の変動スケールを3倍に拡大表示し、単位はメートル(m)で、横軸は、日数です。 地殻変動成分のそれぞれの変位Dは、緑色と赤色で表示されています。 緑色は生の日々の変位データ、赤色はその生データを4日づつ移動平均したデータを表します。 変動成分Dの各加速度Aは、青色で表示しています。それは、4日間で移動平均した変位Dの7日間毎の間隔で得た2次差分です。この差分操作により、変位Dに隠れていた14日間毎(2週間毎)の周期振動を抽出する事ができます。この周期振動は、周期的な地球潮汐力(月の引力)に起因している振動です。加速度をグラフ表示する原点は左の赤色目盛り上にある青色のバーです。目盛りは相対的な値で、原点より上方向が正、下方向が負の加速度を表します。 地殻変動成分Dの各パワーPWは、黒色で表示されています。4日間で移動平均した変位Dの7日毎の間隔で得た1次差分の速度と2次差分の加速度を掛けた変動量です。加速度が急な変化を生ずるとパワー(PW)は急に大きくなります。パワーは予め設定されているしきい値を超えるとその表示が太い黒線へと変わります。しきい値の設定に関しては、過去にこの地方で発生した地震によるパワー値の半分の値などに経験的に設定します。図では、F2データを用いているために、そのしきい値を、15000として、右側のパワーの目盛りに赤色のバーでレベル表示しています。 このしきい値により検出した地震の予兆は、グラフの線幅を全て太くしています。 またそれぞれの図には、地殻変動の様子をD-V、空間図に描いた軌跡でも表示しています。なおy軸の最大値を、速度の大きさで与えてあり、その時間単位dは、1日(24時間)を意味します。 赤色の長い縦矢印は地殻変動の異常を大きな地震(2004/10/23に発生した中越地震)に対する予兆として検出した箇所で、それら番号は、次の日付に対応しています。
またこの矢印2が示した箇所は、2004/09/07-M4.3( 37.394°、 138.937°、 0.0km)地震の発生した箇所です。 |
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